曲率流方程式の基本的な知識の勉強を続けています。相変わらず、surface evolution equation を読んでいます。割と、イメージはつかめてきましたが、この本は、細かいところまできっちり解説してある本なので、難しくて理解できない部分もあります。
曲率流方程式の基礎は、予備知識は教養課程の微積分と線形代数が分かっていればすぐに始めることができます。あとは、曲率流方程式の特有の「村の掟、しきたり」のいくつかに慣れてしまえばいくつかの論文なども読めるようになるのではないでしょうか。そこら辺が代数や幾何とは違うところです。正直、代数や幾何は、基礎的な学力を身につけるまでがかなり大変なイメージがあります。本格的に研究を始めるまでにかなりの予備知識が必要になる感じです。論文を書いたりするのも大変ではないでしょうか。
解析でも実解析や複素解析は難解なイメージがあります。偏微分方程式の曲率流を今現在、専門に研究していますが、将来別の分野に乗り換える可能性もあるので、楽だからといって曲率流を勉強するだけでなく興味を広く持ちたいです。これは、指導教員のG先生もおっしゃっていたことでした。